税理士の特徴
こうした動きを察知して、最近では大手企業も続々、この市場に駒を進めている。
だがNは、大手の参入に対しても、脅威はまったく感じていない。
「むしろ、これを機会に、大手のノウハウを吸収するよいチャンスだととらえていきたい。
お互いに切磋琢磨して、コンパクトマンション市場がよりクオリティアップしていけば、市場はますます、活気を帯びていくのではないでしょうか」大手の参入は、ジュニアファミリー向けマンション(コンパクトマンション)市場の認知が進み、むしろ、追い風が吹いてきたととらえる気持ちのほうが強いといい放つのだ。
こうした強気の姿勢は、いかにもNの真髄をうかがわせるが、その強気は、たしかな根拠を踏まえてのものなのだ。
副社長のYは、その根拠を次のように説明する。
「コンパクトマンションに限らず、現在は、マンションはつくったから売れるという市場ではなくなっています。
企画力、販売力、マーケティングカといった総合力が十分に備わって、はじめてマーケットに受け入れられるのです」コンパクトマンションは意外に手間ひまがかかり、独自のノウハウを必要とする市場であるという。
コンパクトマンション市場を創生し、以来、この市場のフロントランナーとして走りつづけてきたDには、そのノウハウが十分に蓄積されていると胸を張る。
トラック競技にたとえれば、1〜2周先にスタートをきっており、後続のランナーがいかに迫ってきても、その距離はめったなことでは縮まらないというところだろう。
さらに、「他社が進出してくるなら、わが社は、このジャンルのパイオエア、フロントランナーという自負にかけても、さらに一歩、2歩先をいく商品企画で戦う」と闘志を燃やしている。
なんといっても、コンパクトマンションはDのコアコンピタンスなのだ。
「ジュニアファミリー市場を開拓してきたのはわれわれです。
この市場のフロントランナーだという誇りにかけても、その牙城は、絶対に他社には手渡さない」、Nはそう、決意を新たにしている。
不動産経済研究所も、「現状、コンパクトマンション市場での供給戸数は『D』を含む上位10社で45%を占め、依然として先駆者としての地位は揺るがない」とコメントしている。
この市場における「D」の顧客データ、開発、販売ノウハウの優位性、市場をリードするパワーは、自他ともに認めるものなのである。
立地は、マンションの価値を決めるうえでかなり大きな部分を占める。
Dは、ほかの業者を圧倒させる立地を確保し、次々と、話題の物件を提供していることで定評がある。
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